漢文の棒読み
以前葬儀を勤めた喪主ご夫妻は、ともに聴覚が不自由な方でした。お通夜には、ご友人の同じ障がいの方たちがお参りしていた様子。法話のときに突然、手話をされる方が前に出てこられて同時通訳。下手な言い回しをなるべくしないようにお… 続きを読む »
以前葬儀を勤めた喪主ご夫妻は、ともに聴覚が不自由な方でした。お通夜には、ご友人の同じ障がいの方たちがお参りしていた様子。法話のときに突然、手話をされる方が前に出てこられて同時通訳。下手な言い回しをなるべくしないようにお… 続きを読む »
有田憂田。有宅憂宅。(略)無田亦憂、欲有田。無宅亦憂、欲有宅。(田あれば田を憂う。宅あれば宅を憂う。田なければまた憂えて田あらんと欲う。宅なければまた憂えて宅あらんと欲う。) 『仏説無量寿経』の一節。 お経は、清らかな… 続きを読む »
免疫学者の多田富雄さん。自著『免疫の意味論』で「自己と非自己」を論じている。 ふつう私たちは「自己はどこにあるか」と問われれば、きっと「脳」と答えるに違いない。しかし、果たしてそう言い切ってしまっていいのだろうか? 「… 続きを読む »
たまには仏教のことも書かないといけませんね。「一切皆苦」(いっさいかいく)とは文字通り「一切はみな苦」ということ。大乗とか小乗とか言われる前の、原始仏教からの教えです。 苦しい時に「つらいな」と感じるのを「苦苦」(くく… 続きを読む »
私の祖母は京女(きょうおんな)でした。95歳で亡くなって、そろそろ25回忌を勤めなければなりません。 聞くところによると実家は西陣織の織元だったといいます。女学校(京女)のとき、袴をはいて庭球(テニス)をしたといいま… 続きを読む »
ご門徒さんのご法事で、よくお菓子をいただいて帰るのですが、それがなぜか「栗まんじゅう」の比率が圧倒的に多いのです。積み上げるほどの量になると、きっと「○○堂」の陰謀に違いないと思ってしまいます。 さて、「栗まんじゅう」… 続きを読む »
我が家の固定電話は寺の法人名義のものを使わせてもらっています。相応の使用料は寺に支払っていますのでご心配なく。寺に勤務の上、私人としても居住させてもらっていて、そんなこんなで、必然というか何というか、 一日に何本も訳の… 続きを読む »
お釈迦様にはたくさんのお弟子さんがあったが、「周利槃特(チューダ・パンタカ、しゅり・はんどく)」のお話は印象に残る。 彼はお釈迦様の教えの言葉を少しも記憶できなかった。彼は自分の才能の無さに絶望し、教団を去ろうとする。… 続きを読む »
街頭募金に立った経験が何度かあります。子どものころカブスカウトに入っていて「歳末助け合い」のときとか、あるいは長じては、阪神淡路大震災のときなど。 阪神淡路大震災の募金の時は仲間と法衣をつけてJR小倉駅の前に立ちまし… 続きを読む »
ある先生の講演でお聞きしたのですが、WHO(世界保健機関)の健康の定義は「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」ということだそうです。要は「肉体的健康」「精神的健康」… 続きを読む »