住職のつぶやき」カテゴリーアーカイブ

遺偈(ゆいげ)

最近知った仏教用語「遺偈」。禅僧が末期(まつご)に臨んで、この世に想いを残さないように、遺された弟子が困らないように記す辞世の偈頌(げじゅ)という。 偈頌(うた)なので、多くは一行四文字で四行プラスアルファ。多くの禅僧は… 続きを読む »

屋上「九輪」修復

平成3年の19号台風で、拙寺屋上の「九輪」が破損して心棒だけになって30年近く。このたび、略式に「五輪」として復活しました。 オリンピックの年(延期だが)に修復できてよかった!ダンゴでも焼き鳥でもありませんよ! Twee… 続きを読む »

蟪蛄春秋を識らず

蟪蛄春秋を識らず、伊蟲豈に朱陽の節を知らむや (曇鸞『無量壽經優婆提舍願生偈註』) けいこしゅんじゅうをしらず いちゅうあにしゅようのせつをしらんや 蟪蛄(セミ)は夏だけの命なので、春と秋を知らない。季節を知らないのであ… 続きを読む »

キサー・ゴータミー

インドの言葉で「キサー」は不憫。「ゴータミー」は女性の名前。ゴータミーは子供を授かった。元気に成長していたが、かわいい盛りに突然病気になり亡くなってしまった。 ゴータミーはその現実が受け容れられず、心のバランスを崩してし… 続きを読む »

乳製品と仏教のお話①

めいらくグループの「褐色の恋人スジャータ」は、お釈迦さまに乳粥(にゅうび)をさしあげた女性、スジャータの名に由来するのは有名なお話。 お釈迦様がさとりを開いたブッダガヤの「大菩提寺(マハーボーディ寺院)」のすぐ横に「尼連… 続きを読む »

善行寺の如来と天然痘

 2500年前、インドの欲深い大金持ちの長者は一人娘の重病を機にお釈迦様の教えを乞いました。 「この苦しみをお救い下さい」という長者の求めに、お釈迦様は「今までの罪を悔い改めて西方浄土の阿弥陀仏の御名(みな)を称えなさい… 続きを読む »