月別アーカイブ: 2019年9月

くれないは虫の色

 先日ご法事にうかがったご門徒からいろいろと教えてもらいました。インドや中国の話をしていて、チベット僧の袈裟の話に。 「チベット僧の袈裟はカイガラムシで染めるそうですね」 「えっ!本当ですか?」 あの赤(エンジ)が…全く… 続きを読む »

魂を抜いて下さい!?

 お内仏やお墓の修復などで「魂を抜いて下さい」とよく言われます。それから「お祓いして下さい」も(苦笑)。 抜いたり入れたりなんて、私にはできませんよ。修復するときには、永くお参りさせていただいた感謝の心をご縁としてお勤め… 続きを読む »

もなか49個

 この地方の風習なのか、49日法要を勤めた後に白餅を頂戴することがあります。真宗では法要の時にお餅をお供えするのが作法ですから、それはそれでいいのです。しかし何か勘違いをされている感じも受けます。 想像するにどうも「49… 続きを読む »

電話相談

 ある日こんな電話がかかってきました。その方(A)と私(住)の会話を要約します。 A:姪が仏様を嫁ぎ先(うちの門徒)に持っていって、その家で同じ仏壇に入れています。いいのでしょうか? 住:どんな事が「いい」ことで、どんな… 続きを読む »

お布施

 冗談ではなく「お布施」についての話。 金品だけがお布施ではありません。私たち僧侶が法要などで、お経を読誦し法話をさせていただくのは「法施」というお布施です。それに対するお礼のお布施を「財施」といいます。 お布施の相場な… 続きを読む »

賜ったものならば大切に

 今日のテーマは親鸞聖人の得度。私の得度は22歳のときでした。あれからもう35年。はやいものです。 親鸞聖人が得度されたのは9歳のとき。京都の青蓮院で、陽も暮れた晩い時間に決行されたと伝えられます。ですから私たちが得度す… 続きを読む »