電話相談

投稿者: | 2019年9月15日

 ある日こんな電話がかかってきました。その方(A)と私(住)の会話を要約します。
A:姪が仏様を嫁ぎ先(うちの門徒)に持っていって、その家で同じ仏壇に入れています。いいのでしょうか?
住:どんな事が「いい」ことで、どんな事が「わるい」ことなのでしょうか?
A:………。おば等が「姓の違うものは一緒に入れたらダメだ」と言うもので。
住:世の中いろんな名前があります。仏教が役所に届けてある名前をウルサク言うと思いますか?
A:………。でも仏様は○○姓で、姪の家は△△姓なんです。
住:おばさんじゃなくて、あなたがそう思っているんでしょう?
A:………。いや、おばですが。
住:じゃあ、あなたはどう思いますか?
A:………。べつに…一緒でもいいと思いますけど…。
住:じゃあそれでいいじゃないですかぁ!
A:でも、おばが言うもので…。
住:真宗では皆阿弥陀の浄土にお参りするのが教えです。そんなことを言う人はどこか別の「□□家の浄土」にでもお参りするんでしょうね。
A:………。
 なんだか納得されたのか、されていないのか分かりません。
こんなことを言う人は、たいがい答えを先に出した上で尋ねてきます。そしてどれだけその答えを否定されようが曲げない人が多いと思いますね。つまり、言っても聞かない人が多いです。

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