2022年3月1日、真宗大谷派は「ロシア連邦のウクライナ侵攻に関する声明」を発表しましたのでお知らせします。
ロシア連邦のウクライナ侵攻に関する声明
私たち真宗大谷派は、このたびのロシア連邦のウクライナに対する侵攻をはじめとして、あらゆる武力行使に対して反対の意を表明します。
また現在、恐怖と悲しみの中にいる多くの人々に平和が取り戻されることを強く望みます。
私たちは、先の大戦において国家体制に追従し、戦争に積極的に協力して、多くの人々を死地に送り出した歴史をもっています。その過ちを深く慙愧する教団として、1995年の『不戦決議』において、「すべての戦闘行為の否定」とともに、「民族・言語・文化・宗教の相違を越えて、戦争を許さない、豊かで平和な国際社会の建設にむけて、すべての人々と歩みをともにする」ことを誓いました。
このたびの国家間の問題のみならず、世界にはミャンマーをはじめとした、今なお武力による衝突や弾圧の続く国や地域があります。あらためて、すべての武力行使に対して反対の意を表するとともに、一日も早く安穏なる日々が訪れることを願います。
2022年3月1日
真宗大谷派(東本願寺)宗務総長 木 越 渉