めいらくグループの「褐色の恋人スジャータ」は、お釈迦さまに乳粥(にゅうび)をさしあげた女性、スジャータの名に由来するのは有名なお話。
お釈迦様がさとりを開いたブッダガヤの「大菩提寺(マハーボーディ寺院)」のすぐ横に「尼連禅河(ナイランジャー河)」がある。お釈迦様は6年間の難行苦行の末、苦行では悟りを得ることはできないと理解し(苦行放棄)、前正覚山を下山した。
骨と皮だけになった体でこの川に沐浴し、近くの村の娘「スジャータ」から乳粥の供養を受けたという(乳粥供養)。
乳粥によって心身の健康を回復したお釈迦様は、菩提樹の下に座って瞑想を始めた。様々な誘惑(降魔)を断ち切ってついに悟りを開いたのであった。(成道)
実は「褐色(コーヒー)の恋人スジャータ」は、ココナッツ由来の植物油を乳化させたものだそうな。(乳由来の成分も含有)
スジャータが捧げた「乳粥」も実はミルク粥ではなくてヨーグルトだったという。(一説)
乳製品と仏教のお話②に続く