スピリチュアルな健康

投稿者: | 2019年10月1日

 ある先生の講演でお聞きしたのですが、WHO(世界保健機関)の健康の定義は「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」ということだそうです。要は「肉体的健康」「精神的健康」「社会的健康」の三種がそろって健康だということになります。
 1999年のWHO総会において、この定義に「スピリチャルな健康」を加える論議がなさました(採択はなされていない模様)。
 「スピリチャル」はラテン語では「Spiritus(いのちの息吹き)」で、「超越的な次元への自覚を通じて生じ、自己、他者、自然、人生、そして究極のものとして考えられるあらゆる事に関して同定可能な価値によって特徴づけられる存在と経験の様態である」と、何とも何とも難解な意味。
 「スピリチャルな健康」の諸定義を拾っていくと、
●「意味と目的を知る」
●「応えるべき呼びかけ、達成すべき任務、全うすべき運命に対して責任感を持つ」
●「お金や所有物などの物質的なモノに究極の満足を求めようとはしない」
●「他者の痛みや苦難を共感、社会的な公正の強い感覚を持ち、愛他的な愛と行動を約束する」
●「生の喜び、深い理解、価値づけが強化」
 これも難解ですが、少なくとも昨今の「スピリチャルブーム」(霊がどうのこうの)と言われるようなものではないことがわかります。
 「スピリチャル」な健康。要は「たましいの健康」でいいと思いますが、以前の日記にも書いたとおり「たましい」はいろんな意味があって、誤解と伝わりにくさがあるなぁ…。
 だから結局、真宗門徒は「なんまんだぶつ」と称えられるのが健康なんだと。そんな論議がWHOでなされてたと思っていいのでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です