魂を抜いて下さい!?

 お内仏やお墓の修復などで「魂を抜いて下さい」とよく言われます。それから「お祓いして下さい」も(苦笑)。 抜いたり入れたりなんて、私にはできませんよ。修復するときには、永くお参りさせていただいた感謝の心をご縁としてお勤め… 続きを読む »

もなか49個

 この地方の風習なのか、49日法要を勤めた後に白餅を頂戴することがあります。真宗では法要の時にお餅をお供えするのが作法ですから、それはそれでいいのです。しかし何か勘違いをされている感じも受けます。 想像するにどうも「49… 続きを読む »

電話相談

 ある日こんな電話がかかってきました。その方(A)と私(住)の会話を要約します。 A:姪が仏様を嫁ぎ先(うちの門徒)に持っていって、その家で同じ仏壇に入れています。いいのでしょうか? 住:どんな事が「いい」ことで、どんな… 続きを読む »

お布施

 冗談ではなく「お布施」についての話。 金品だけがお布施ではありません。私たち僧侶が法要などで、お経を読誦し法話をさせていただくのは「法施」というお布施です。それに対するお礼のお布施を「財施」といいます。 お布施の相場な… 続きを読む »

賜ったものならば大切に

 今日のテーマは親鸞聖人の得度。私の得度は22歳のときでした。あれからもう35年。はやいものです。 親鸞聖人が得度されたのは9歳のとき。京都の青蓮院で、陽も暮れた晩い時間に決行されたと伝えられます。ですから私たちが得度す… 続きを読む »

あるご門徒との会話

①枕勤めが終わって… ご門徒:友引だから葬儀は次の日にのばします。 住職:迷信だからそんなことはしなくていいですよ。 ご門徒:いいえ、それはできません。 ②初七日が終わって… ご門徒:三ヶ月にわたるので四十九日は来月末に… 続きを読む »

お寺のしくみ

 ほぼすべてのお寺は「宗教法人法」に基づく宗教法人です。お寺の重要案件は、選出された役員による「役員会」で決議され、門徒の中から選ばれた「総代会」の同意をもって了承されます。 当法人の正式名称は「宗教法人真念寺」。役員3… 続きを読む »

お経机

 昔、テレビにはリモコンというものは無く、 テレビ本体のダイヤルを回して選局したり音量の調節をしていたものです。 いつしかリモコンが当たり前になり、座ったまま操作することができます。テレビまでわざわざ立って歩いていかなく… 続きを読む »

『村の地蔵』

 『村の地蔵』(宇野浩二)という物語がある。あらすじを紹介すると… 昔ある村に、どこからともなく一人の年取った坊さんがやってきて、村の西の野原に「きかぬ地蔵」、東の山の上に「きく地蔵」を安置した。村の人たちに「勝手に信心… 続きを読む »

はなまつり

 4月8日はお釈迦様のお誕生日です。生まれてすぐに七歩歩いて天地を指差し、「天上天下唯我独尊」とおっしゃったと伝えられます。インド人は何とも大げさに物事を表現しますね。 七歩歩いたのは六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天… 続きを読む »