住職のつぶやき」カテゴリーアーカイブ

パンデミック禍

當年諸方流行病患者夥多 當村亦該有患者死亡者数人「今年はどこでも流行病の患者がおびただしく多い。当村もその患者や死亡者が数人出ている。」明治25年のうちの寺の過去帳。調べてみると天然痘の流行った年のようだ。ついでにスペイ… 続きを読む »

お寺の税金

 いろんな方からよく「お寺は税金を払わなくていいですよね。」とお聞きします。結論から申し上げると、法人税と固定資産税が免除されています。 「普通法人(会社など)」は所得金額(益金-損金)に15%~24%の法人税が課税され… 続きを読む »

これでいいのだ

 「これでいいのだ。」バカボンのお父さんのセリフです。スラップスティック(ドタバタ劇)の後、毎回必ずこの決まり文句で終わります。  赤塚不二夫は生前『天才バカボン』の名前の由来をこう述べています。「フランス語のバガボンド… 続きを読む »

文化的誤解

 日本も韓国も中国も人名は「姓」→「名」の順で表記し発音します。それが文化というものですね。 欧米では「名」→「姓」の順が圧倒的に多い。これも文化ですね。(ハンガリーは姓→名の順でこれもビックリなのですが) さて今朝の新… 続きを読む »

キャリアレポート

 もうずいぶん前、長男が大学生の時、課題のレポートのために取材を受けたことがある。「人生の先輩」に「キャリア」について取材し、レポートを作成するようにとのことだ。身近な大人は親なので、私が手伝うことに。「住職じゃ、あまり… 続きを読む »

漢文の棒読み

 以前葬儀を勤めた喪主ご夫妻は、ともに聴覚が不自由な方でした。お通夜には、ご友人の同じ障がいの方たちがお参りしていた様子。法話のときに突然、手話をされる方が前に出てこられて同時通訳。下手な言い回しをなるべくしないようにお… 続きを読む »

自己とは何ぞや?

 免疫学者の多田富雄さん。自著『免疫の意味論』で「自己と非自己」を論じている。 ふつう私たちは「自己はどこにあるか」と問われれば、きっと「脳」と答えるに違いない。しかし、果たしてそう言い切ってしまっていいのだろうか? 「… 続きを読む »

京のぶぶ漬け

 私の祖母は京女(きょうおんな)でした。95歳で亡くなって、そろそろ25回忌を勤めなければなりません。  聞くところによると実家は西陣織の織元だったといいます。女学校(京女)のとき、袴をはいて庭球(テニス)をしたといいま… 続きを読む »

栗まんじゅう問題

 ご門徒さんのご法事で、よくお菓子をいただいて帰るのですが、それがなぜか「栗まんじゅう」の比率が圧倒的に多いのです。積み上げるほどの量になると、きっと「○○堂」の陰謀に違いないと思ってしまいます。 さて、「栗まんじゅう」… 続きを読む »