祖父のこと

By   2014年3月13日

祖父はすぐ近くの本願寺派の寺で生まれました。
大学を卒業後、西本願寺の開教使としてロサンジェルス羅府別院に赴任。
1910年代の4年の月日を過ごしたそうです。

アメリカから持ち帰った書籍が庫裏の倉庫に山積みになっています。
そして写真好きだったのでしょう。
かなりの枚数の写真も残っています。

昨年、近代仏教史を研究されている舞鶴高専の吉永進一先生が訪ねて来られました。
私にとって祖父はただのガンコジジイでしたが、研究価値があるのでしょうね。
書籍や写真を丸一日かけて見ていかれました。

先生からいろんなことを教えられました。
渡米前「インディアナジョーンズ」のモデルとなった「マクガヴァン」という人から、
英会話のレッスンを受けていたこと。
渡米中「仏教伝道協会」の創始者、沼田恵範と親交があったこと。
移民だけでなく、白人への布教に「神智学」を手掛かりとしていたこと等々…。

帰国後、龍谷大学・京女・花園大学などで英語や社会学の教鞭をとっていました。
その時の写真です↓

神智学大乗ロッジ(Mahayana Lodge of the Theosophical Society)の集合写真。前列左から宇津木二秀(Utsuki Nishu)、森川智徳(Morikawa Chitoku)、Beatrice Suzuki、ハーン夫人(Mrs. Emma Erskine Hahn)、Unknown(Margarete Mattheysen?)、羽渓了諦(Hatani Ryotai)、宇野円空(Uno Enku)、Unknown。後列左から、Unknown、山辺習学(Yamabe Shugaku)、小谷徳水(Kotani Tokusui)、鈴木大拙(Suzuki Daisetsu)、松井了穏(Matsui Ryo’on)、Unknown, Kesho Ram Sabarwal、Unknown。枠内は二十二鉄鎧(Jisoji Tetsugai)。Sabarwalは谷崎潤一郎などとも交流のあったインド人独立運動家。この写真はビアトリスと共にロッジの運営にあたっていた宇津木二秀の所蔵していたもので、写真に書かれた年号を信じるならば、撮影は1925年6月20日と推測される。撮影場所は大谷大学もしくは龍谷大学。
(以上吉永先生によるキャプション)

留学生・沼田恵範(上)「仏教伝道協会・ミツトヨ創始者」
同僚・宇津木二秀(中)「吉永先生の研究対象の人」
祖父・二十二鉄鎧(下)

先生には身内が全然知らなかったことを、いろいろと教えてもらいました。
おもしろい歴史がすぐ足もとにあったのですね。

吉永進一先生のブログ


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